巫女ライターのちょっと「徳」する参拝作法

こんにちは、巫女ライターの紺野うみです。

今日は、私が普段から行っている神社の参拝作法について、ちょっとご紹介しようかなと思います。


タイトルを見て「徳」の文字に、あれっ?と気がついてくださった方も多いことでしょう。

実はこの作法(というよりもマイルール?)は、自分にとっての「得」ではなく、神様が喜んでくださる「徳」を意識しているんです。


神様は綺麗好き、というのは、よく耳にする話かと思います。

だからこそ私たちは、参拝前に手水舎で手と口を清めて心身を清浄にし、簡易的ではありますが、御神前に立つための「禊(みそぎ)」となる準備を行っているわけですね。

神社ではそれぞれ、神主さんや巫女さんが朝から境内を掃除するなどして、神社の空間が綺麗に保たれるよう努めています。


しかし、強い雨風に晒された日や参拝者の多い日には、いつも以上に、境内にゴミが取り残されてしまうことがあるもの……。

私も神社をお詣りさせていただくとき、少なからず足元に紙くずやビニールゴミ(コロナ禍に突入してからはマスク!)が落ちているのを見かけます。


これらは、誰かが気づかずに落としてしまったか、(とんでもないことですが)わざと捨てていってしまったか、どこからか風で運ばれてきたか……。

いずれにしても、人間が出してしまった「穢れ」のひとつと言えるのではないでしょうか。


これまで巫女として神社で奉職するようになってから、ご奉仕先の神社でそのようなゴミを見かけたときは、もちろん拾ってごみ箱に捨てていました。


しかし、だんだんと日頃参拝している神社でも、そういったゴミが目に入ったときに「これは神様がお気の毒」と思い、放置できなくなっていったわけです。


そこで、私は神社参拝のときに、こんなアイテムを持ち歩くことにしました。

ゴミ袋と、使い捨てのポリ手袋(100均で100枚!)です。

これを、お気にいりの小さなポーチに入れて、神社参拝のときには荷物に入れておくだけ。


境内でゴミが目に入ったとき、これらのアイテムがあれば、躊躇することなくゴミ拾いができます。

特に近年は、誰が使用したのか分からないマスクなどがそのまま落ちていることも多く、素手で拾うのはためらわれますからね。

日常から外を歩いている間中、ゴミを拾い集めながら生きていくのはなかなかしんどいものですが、自分にとって大切な場所――まさしく聖域・聖地くらいは、綺麗に大切にしたいものですよね。


私もわざとゴミを捨てていくことなどありませんが、うっかりポケットに入っていたゴミを落としてしまっていたことが「一度もない」とも言い切れません。

何より、境内を綺麗にして神様に喜んでいただければ、それが一番うれしいな……と思っています。


自分にとって、なんの得(利益)にもならないことは、世の中にたくさんありますよね。

でも、それでも誰かのために行動したことは、目に見えない「徳」として魂に刻まれ、ちゃんと残っていくのだと信じています。


神社を愛する皆様――。

もし、あなたの鞄の中にも不要なビニール袋が入っていることがあり、大好きな神社を参拝していて、足元に転がるゴミを見つけたときには……。

神様がにっこり微笑んでくださるよう、そっと拾ってみませんか?


巫女ライター/紺野うみ

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