<feed xmlns="http://www.w3.org/2005/Atom"><title>巫女ライター手帖</title><link href="https://miko-writer.themedia.jp"></link><subtitle>巫女ライター・紺野うみが&#xA;神社好きなあなたに贈る&#xA;「神道」学びの手帖</subtitle><id>https://miko-writer.themedia.jp</id><author><name>紺野うみ</name></author><updated>2022-09-28T11:00:26+00:00</updated><rights>巫女ライター手帖©</rights><entry><title><![CDATA[神社で授かる「ご利益」の本質とは？]]></title><link rel="alternate" href="https://miko-writer.themedia.jp/posts/36046927/"></link><link rel="enclosure" type="image/jpeg" href="https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/1780281/ead635f2cc35bf4825e2b929736533be_a226b3a2439c5bf8ef067e7230af554a.jpg"></link><id>https://miko-writer.themedia.jp/posts/36046927</id><summary><![CDATA[健康長寿、縁結びに恋愛成就、金運アップ、運気上昇、など……。さて、あなたの願い事はなんですか？近年、「パワースポット」や「御朱印巡り」に注目が集まり、老若男女を問わず神社に関心を向け、足を運んでくださる方が増えてまいりました。誰もが心の中にそれぞれの願いを抱き、神様のお力を借りてその願いが叶うように、「祈り」のひとときを持つのだと思います。ところで、そんなご参拝の折、多くの方が意識しているのが「御利益（ごりやく）」というものなのではないでしょうか？ ——今回は、よく使われることの多い「ご利益」という言葉の本質と、さらに神様とお近づきになれる素敵な神社参拝の秘訣をご案内します！「ご利益」という言葉のホントの話]]></summary><author><name>紺野うみ</name></author><published>2022-09-28T11:00:26+00:00</published><updated>2022-10-15T11:04:43+00:00</updated><content type="html"><![CDATA[
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			<img src="https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/1780281/ead635f2cc35bf4825e2b929736533be_a226b3a2439c5bf8ef067e7230af554a.jpg?width=960" width="100%">
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			<p class="">健康長寿、縁結びに恋愛成就、金運アップ、運気上昇、など……。</p><p class="">さて、あなたの願い事はなんですか？</p><p class=""><br></p><p class="">近年、「パワースポット」や「御朱印巡り」に注目が集まり、老若男女を問わず神社に関心を向け、足を運んでくださる方が増えてまいりました。</p><p class=""><br></p><p class="">誰もが心の中にそれぞれの願いを抱き、神様のお力を借りてその願いが叶うように、「祈り」のひとときを持つのだと思います。</p><p><br></p><p class="">ところで、そんなご参拝の折、多くの方が意識しているのが「御利益（ごりやく）」というものなのではないでしょうか？</p><p class=""><br></p><p> </p><p class="">——今回は、よく使われることの多い「ご利益」という言葉の本質と、さらに神様とお近づきになれる素敵な神社参拝の秘訣をご案内します！</p><p><br></p><p class=""><br></p><h2 class="">「ご利益」という言葉のホントの話</h2>
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			<p> </p><p> </p><p>「ご利益がいただけるといいね！」</p><p>「この御守りのご利益は、すごかったなぁ」</p><p>「あの神社に行ったら、ご利益があったんだって」</p><p><br></p><p class="">神社に関する話題に、必ずと言っていいほど登場するキーワードが「ご利益」なのではないでしょうか。</p><p>この言葉が、実のところ仏教用語だということを、ご存知ない方はとても多いです。</p><p>これを神道的に言い換えるとすると、「御神徳（ごしんとく）」という言葉。</p><p><br></p><p class="">しかし、今は神社でもお寺でも関係なく、「ご利益」という言葉が使われることが増えてまいりました。</p><p> </p><p>世間一般では、お願い事を神社で神様にお伝えするとその願いが叶う、という意味で「ご利益がある」と言われることが多いように感じます。</p><p><br></p><p>しかし、皆様には「神様からのご利益が欲しい！」というときほど、その言葉の本質的な意味を知っておくことをおすすめしたいのです。</p><p><br></p><p>そうすることで、あなたの心が神様からの贈り物をしっかりと受け止められる状態になり、より素敵な神社参拝ができるようになることでしょう。</p><p><br></p><p><br></p><p> </p><h2 class="">｢ご利益｣の意味は｢利益｣とどう違う？</h2>
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			<p class="">「御利益」から「御（ご）」を除いてみると、「利益（りえき）」という単語が残ります。</p><p class="">不思議なもので、「利益」になったとたんに「自分が得する状態」というニュアンスが強くなり、一文字で表すと「得＝もうけ」という意味に転じてしまいます。</p><p><br></p><p class="">ところが、それに「御」を着せてあげたとたん「神仏が私たちに与えてくださる恩恵や幸福」という意味になり、これを一文字で表せば「徳＝おかげ」という素敵な姿に変身するのです。</p><p><br></p><p>つまり、自分だけの「得」をもらうことを追い求めてばかりいるだけでは、本当の「ご利益」にはなかなか手が届きません。</p><p><br></p><p class="">それよりも「徳＝おかげ（感謝の心）」を意識しながら、心正しく善い行いを積み重ねることによって、神様からの応援が「ご利益」となって返ってくるのです。</p><p><br></p><p><br></p><p> </p><h2 class="">ご利益は「徳を積む生き方」の中に</h2>
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			<p> </p><p> </p><p class="">よく「徳を積む」という言葉もありますが、それは人の生き方として、心を清らかに正しい行いを実行すること。</p><p class="">たとえ人が見ていようが見ていなかろうが、神様の存在を意識して恥じない生き方をするのが、徳を積み重ねてゆくことになるのです。</p><p class=""><br></p><p>神様からの後押しである「ご利益」をいただくには、その心がけがあってこそ。</p><p class="">でも、「徳を積む生き方をする」とは言っても……時に間違えたり、道に迷ったりもするのが人間という生き物です。</p><p><br></p><p>難しく考えすぎて、かえって神社から足が遠のいてしまっては、元も子もありません。</p><p>ですから、神社参拝をするたびに、こんな風に考えてみてください。</p><p>「まずは、神様の前で自分の心をきれいに洗い流そう」――と。</p><p class=""><br></p><p>ただ単に神社という場所に行けば、どんな願いでも叶えていただける、というわけではありません。</p><p class="">神様はさまざまな形で「願いを叶えるための応援や手助け」をしてくださるのですが、まずは一人ひとり「願いを叶えるに見合った人間かどうか」を、よくご覧になっているのです。</p><p><br></p><p><br></p><h2 class="">神社は心をきれいにしていただける場所</h2>
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			<p> </p><p> </p><p class="">まずは神社に出かけて、神様に心を向けて手を合わせることで、自分の罪や穢れを祓い清めていただくことが大切です。</p><p class="">神社という「神様のいらっしゃる場所」で、その機会をいただけることに、きちんと感謝をしながら……。</p><p><br></p><p>心を清く保つことができれば、己の損得ばかりを考えるのではなく、人のことも思いやれる素敵な自分に出会うことができます。</p><p class="">どんなに小さくとも、「きれいな心」で行う善いことの一つひとつが、私たちの心をさらに磨いてくれます。</p><p><br></p><p class="">あなたも神社に出かけたら、神様のお力で「自分の心がきれいになる」様を、そっとイメージしてみてください。</p><p>神社へは、足を運ぶだけでどこか清々しい心地になれたり、モヤモヤした気持ちがすっきりしたりすることが多いはず。</p><p><br></p><p class="">そして心に大切な願い事があれば、それにふさわしい自分になれたとき、神様は必ず相応のご縁やチャンスを与えてくださいます。</p><p class="">その「おかげ」に気がつける自分でいるためにも、心はいつでもできるだけ透明に、軽やかにしておきたいものですね。</p><p class=""><br></p><p class=""><br></p><p> </p><h2 class="">神様の近くで心を磨く</h2>
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			<p> </p><p> </p><p class="">大切なのは「ご利益」が、単なる個人的な「利益」ばかりにならないこと。</p><p>感謝を忘れて欲しがってばかりいては、すでに目の前にある幸せにも、なかなか気がつけなくなってしまいます。</p><p><br></p><p>「自分さえよければそれでいいや！」という心ではなく、自分以外の人の幸せも願い、思いやることができる心を、神様のそばで大切に育ててみませんか？</p><p><br></p><p>素敵な自分になれたなら、幸福は向こうからお近づきになってくれます。</p><p class="">あなたの心の在り方や、行動の一つひとつが、神様から授かるご利益に繋がってゆくことでしょう。</p><p class=""><br></p><p class="">神社への参拝を通じて、あなたも心を磨いていきましょう。</p><p class="">本当の「ご利益」は、すぐ近くに見えてきますよ！</p><p class=""><br></p><p class=""><br></p><p>巫女ライター／紺野うみ</p>
		</div>
	]]></content><rights>巫女ライター手帖©</rights></entry><entry><title><![CDATA[【おみくじ日記】神とひとつの心になれば]]></title><link rel="alternate" href="https://miko-writer.themedia.jp/posts/36712985/"></link><link rel="enclosure" type="image/jpeg" href="https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/1780281/2b51e1dd4c9171a893e7fa148489018b_731109a7531edd834056fac340c7d09a.jpg"></link><id>https://miko-writer.themedia.jp/posts/36712985</id><summary><![CDATA[神とひとつの心になれば、はれて清（すが）しい胸のうち自分も知らず、相手も知らぬが、愛おしいと思う心、憎いと思う心、それが此（こ）の身体から光となり波となって、相手の身体に心に傳（つた）わって、善いも悪いも悉（ことごと）く影響を及ぼす。常に神様の御心と御一体になり、平らかな心、清しい思いで、美しい光、清い心の波を放出しなさい。それが神の子として社会に生きる人の在り方です。こんにちは、巫女ライターの紺野うみです。今回のおみくじ日記、まず、お読みになった感想はいかがでしたか？――混沌とした現代を生きる私たちにとって、何と難しく、しかし尊い魂の課題を説いている言葉かと、私も何度か読み返しながらため息が出る想いでした。自分も知らず、相手も知らぬが、愛おしいと思う心、憎いと思う心、それが此（こ）の身体から光となり波となって、相手の身体に心に傳（つた）わって、善いも悪いも悉（ことごと）く影響を及ぼす。おみくじのこの部分をまとめると、自分の心の状態や想いというのは、目には見えなくとも、思った以上に周囲へ影響を及ぼしていますよ、という教えですね。]]></summary><author><name>紺野うみ</name></author><published>2022-08-29T11:00:25+00:00</published><updated>2022-08-29T12:37:11+00:00</updated><content type="html"><![CDATA[
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			<img src="https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/1780281/2b51e1dd4c9171a893e7fa148489018b_731109a7531edd834056fac340c7d09a.jpg?width=960" width="100%">
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			<blockquote>神とひとつの心になれば、はれて清（すが）しい胸のうち<br><br><br>自分も知らず、相手も知らぬが、愛おしいと思う心、憎いと思う心、それが此（こ）の身体から光となり波となって、相手の身体に心に傳（つた）わって、善いも悪いも悉（ことごと）く影響を及ぼす。<br>常に神様の御心と御一体になり、平らかな心、清しい思いで、美しい光、清い心の波を放出しなさい。<br>それが神の子として社会に生きる人の在り方です。<br></blockquote><p><br></p><p>こんにちは、巫女ライターの紺野うみです。</p><p><br></p><p>今回のおみくじ日記、まず、お読みになった感想はいかがでしたか？</p><p>――混沌とした現代を生きる私たちにとって、何と難しく、しかし尊い魂の課題を説いている言葉かと、私も何度か読み返しながらため息が出る想いでした。</p><p><br></p><blockquote class="">自分も知らず、相手も知らぬが、愛おしいと思う心、憎いと思う心、それが此（こ）の身体から光となり波となって、相手の身体に心に傳（つた）わって、善いも悪いも悉（ことごと）く影響を及ぼす。<br></blockquote><p class=""><br></p><p class="">おみくじのこの部分をまとめると、<b>自分の心の状態や想いというのは、目には見えなくとも、思った以上に周囲へ影響を及ぼしていますよ</b>、という教えですね。</p>
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			<img src="https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/1780281/279b03eb716672e4d5f5fa3171a5ecf5_a53f3612a38f442d170965cbe023bab8.jpg?width=960" width="100%">
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			<p class="">これはあくまでも、個人的な感覚でしかないのですが……。<br></p><p>正直なところ、現代の日本は人間の精神性や国の在り方、国土の状況など――表にはなかなか見えないところで、少しずつバランスが崩れていっている気がしてなりません。</p><p><br></p><p>ギリギリのところでなんとか崩壊を踏みとどまっているような状態で、これからますます世の中は荒れるのではないでしょうか。</p><p><br></p><p>さらに、戦争の影や地球環境の悪化もあり……私たちの気持ちを鬱々とした方向へ引っ張ろうとする力は、働き続けているように思います。</p><p><br></p><p class="">一人ひとりが世の中の状態を冷静に理解して、目を背けることなく問題への対処や自分たちのすべき行動について、考えていかなければならないことも事実。</p><p class=""><br></p><p class="">ただし、将来への絶望感や何かを怨むような、暗い気持ちに飲み込まれてしまってはいけないな……とつねづね感じていました。</p><p class=""><br></p><p class="">そんな折に引いたのが、このおみくじです。</p>
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			<blockquote class="">常に神様の御心と御一体になり、平らかな心、清しい思いで、美しい光、清い心の波を放出しなさい。<br></blockquote><p class=""><br></p><p>神様の心と同じように、「平らか」で「清しく」て「美しい」、光の心の波を出し続ける……。</p><p>正直なところを申し上げれば、この世俗を生きている私たちにとっては、ものすごく難しいですよね。</p><p><br></p><p>でも、それをやろうとしてもがいているのか、はなから諦めて目を逸らしてしまうのか。</p><p>その選択が、私たち一人ひとりの魂に問われているのだと思いました。</p><p><br></p><p>自分の心が、マイナスな方向の感情ばかりに支配されそうになったら、それぞれが自分に合った何らかの方法で、それを食い止め心を立て直していく必要があります。</p><p><br></p><p class="">その指針として、私たちの心の中に「神様」を存在させるということを、教えてくれているのではないでしょうか。</p><p class=""><br></p><p class="">どんな世の中になっても、「神様の子ども」として恥ずかしくない魂で、この世を生き抜く――。</p><p class="">「人」の在り方を、手放したくないものです。</p><p class=""><br></p><p class="">今日も、明日も、明後日も、神様の心と「御一体」になれますように――と祈りながら。</p><p class=""><br></p><p class=""><br></p><p>巫女ライター／紺野うみ</p>
		</div>
	]]></content><rights>巫女ライター手帖©</rights></entry><entry><title><![CDATA[【おしえて巫女さん！】神様はどこにいるの？]]></title><link rel="alternate" href="https://miko-writer.themedia.jp/posts/36739821/"></link><link rel="enclosure" type="image/jpeg" href="https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/1780281/a9b39a32589b3db7eb3f574de035ab29_97021c01b206b67b5414044a993bf9d3.jpg"></link><id>https://miko-writer.themedia.jp/posts/36739821</id><summary><![CDATA[はじめに【おしえて巫女さん！】は、神道や神社に関する「子どもの素朴な疑問」に、巫女が回答する、一問一答シリーズです。私自身が、神社で巫女のご奉仕をする中で感じたことや学んできたことを、お子さまからの質問にお答えする形で、分かりやすくお伝えできればと思います。日頃、お子さまと向き合っている親御さんや教職員の方など、大人の方でも「子どもの素朴な疑問」を通じて、より神道や神社について理解を深めていただくことに繋がれば幸いです。今後、「子どもにこんなことを聞かれたけれど、どう答えればよいか分からなかった」といったことがありましたら、その質問をSNSやお問い合わせからお気軽に投稿してください。順次、そのご質問に答える形で、記事を書かせていただきます。私自身もこの執筆を通じて、神道や神社、そして神様のことをさらに深く考えていけたらと思っています。「神様はどこにいるの？」]]></summary><author><name>紺野うみ</name></author><published>2022-08-13T15:00:21+00:00</published><updated>2022-08-15T17:06:29+00:00</updated><content type="html"><![CDATA[
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			<img src="https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/1780281/a9b39a32589b3db7eb3f574de035ab29_97021c01b206b67b5414044a993bf9d3.jpg?width=960" width="100%">
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			<h2 class="">はじめに</h2><p class="">【おしえて巫女さん！】は、神道や神社に関する「子どもの素朴な疑問」に、巫女が回答する、一問一答シリーズです。</p><p class=""><br></p><p class="">私自身が、神社で巫女のご奉仕をする中で感じたことや学んできたことを、お子さまからの質問にお答えする形で、分かりやすくお伝えできればと思います。</p><p class=""><br></p><p class="">日頃、お子さまと向き合っている親御さんや教職員の方など、大人の方でも「子どもの素朴な疑問」を通じて、より神道や神社について理解を深めていただくことに繋がれば幸いです。</p><p class=""><br></p><p class="">今後、「子どもにこんなことを聞かれたけれど、どう答えればよいか分からなかった」といったことがありましたら、その質問をSNSやお問い合わせからお気軽に投稿してください。</p><p class=""><br></p><p class="">順次、そのご質問に答える形で、記事を書かせていただきます。</p><p class=""><br></p><p>私自身もこの執筆を通じて、神道や神社、そして神様のことをさらに深く考えていけたらと思っています。</p><p><br></p><p><br></p><h2 class="">「神様はどこにいるの？」</h2>
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			<p class="">日本人にとって、神様がどこにいるか、という質問の答えは「数限りなく、あらゆるところに宿っています」ということになります。<br></p><p class=""><br></p><p class="">神様は、普通の生き物を見るかのように「目で見る」ことはできません。</p><p class=""><br></p><p class="">だから、人によっては「神様の存在を信じていない」と言う人もいるかもしれませんね。</p><p class=""><br></p><p class="">でも、日本人は昔から感覚的に「神様」の存在を感じてきたからこそ、全国各地にこれほど神社がたくさんあり、多くの人が祈りを繋いできたのです。</p>
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		<div>
			<p class="">不思議に思うかもしれませんが、日本で生まれた「神道」という宗教では、神様は一柱（おひとり）だけでなく、ありとあらゆるものに神様が宿る「八百万の神々」という考え方を受け継いでいます。<br></p><p><br></p><p>やおよろず、とは八百万の神様がいる、ということではなくて、世の中には「数え切れないほどの」神様がおられる、という意味の言葉です。</p><p class=""><br></p><p>たとえば……太陽に山や海、木や岩などの自然の姿は、そのまま偉大な「神様」としてお祀りされていたりします。</p><p><br></p><p>そういった「自然」の存在は、私たちに生きるための恵みを授けてくださり、暮らしの力となっています。</p><p><br></p><p>日本にある神道という宗教は、その恩恵に対して、私たちが「感謝」を忘れずに生きてゆくための考え方でもあるのです。</p><p><br></p><p class="">自然を軽く見て侮っていたり、大切にしていなかったり、人間が一番えらいんだ！と調子に乗っていたりすると……自然は時に厳しい姿で、私たちに「畏れ敬うこと」を教えてくれることもありますね。</p>
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			<img src="https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/1780281/549dfe03628214299bea29c84aa7c1ce_6166876af73121b60ef288a3464566e6.jpg?width=960" width="100%">
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		<div>
			<p class="">地震や台風などといった災害は、そういった「自然の厳しい姿」のひとつなのだと思います。<br></p><p class=""><br></p><p>自然は大きな力を持っていて、それを正しく畏れ敬うことは、人間にとってとても大切なことなのです。</p><p><br></p><p>――こんな風に、いろんなものの中に「神様」を感じることで、私たちは感謝の心を忘れずに、謙虚な気持ちで生きてゆくことができますよね。<br></p><p class=""><br></p><p class="">そして。</p><p class=""><br></p><p class="">そんな気持ちを忘れずにいれば、なんと、皆様の心の中にも神様は宿るんです。</p><p class=""><br></p><p class="">生まれたばかりの赤ちゃんは、誰でもとても心が純粋で、悪いことを考えたりしませんよね？</p><p class=""><br></p><p class="">それは、神様から授かった魂が、まだ汚れていないから。</p><p class=""><br></p><p class="">綺麗な魂の中には、神様が宿っています。</p><p class=""><br></p><p class="">それは、誰の心でも同じです。</p>
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			<img src="https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/1780281/21cd43df51321e36cb6a787765b535cf_3dd7e4e0aca066657cb3cc811b69e6b8.jpg?width=960" width="100%">
		</div>
		

		<div>
			<p class="">神様は「きれいな場所やもの（清浄）」を好みますので、心を磨いて善い生き方をすればするほど、そういった素敵な人の心には神様が宿り、いつでも人生を応援していただけるのです。<br></p><p class=""><br></p><p>生きている中で、人との関わり合いで傷つけ合ったりするうちに、私たちの心は少しずつ疲れて汚れてしまうことがあります。</p><p><br></p><p>たとえば、友だちとケンカをして酷いことを言ってしまえば、その言葉は相手の心を傷つけて、人を恨んだりする気持ちも生まれ、お互いに心が汚れてしまうことがあります。</p><p><br></p><p>そういった時に「自分の心の中にも神様がいること」を思い出せば、悪いことをしてしまったな……と自分で反省することができますよね。</p>
		</div>
	
		<div>
			<img src="https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/1780281/06eb4ce08012634591b7ab2834259490_7e90f09e74044e340d03c64ad467f662.jpg?width=960" width="100%">
		</div>
		

		<div>
			<p class="">神社で手を合わせてお詣りするのは、お祈りを通じて「神様」の存在を感じることで、自分の心をきれいに磨き直すためでもあるのです。<br></p><p class=""><br></p><p class="">あなたが心から信じれば、そこに神様はいます。</p><p class=""><br></p><p class="">善い生き方をするためにも、いろんなタイミングで神社でお詣りして、神様の存在を思い出してみてくださいね。</p><p class=""><br></p><p>巫女ライター／紺野うみ</p>
		</div>
	]]></content><rights>巫女ライター手帖©</rights></entry><entry><title><![CDATA[【おみくじ日記】一歩ずつたゆみなく歩むこと]]></title><link rel="alternate" href="https://miko-writer.themedia.jp/posts/36648228/"></link><link rel="enclosure" type="image/jpeg" href="https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/1780281/407ceabf949833f652011bb0bafe5596_149624363dde8e4e82300bc0567d6008.jpg"></link><id>https://miko-writer.themedia.jp/posts/36648228</id><summary><![CDATA[こんにちは、紺野うみです。私も神社参拝の楽しみのひとつとして、しょっちゅうおみくじを引くようにしています。そして、その中にある言葉は「神様からのメッセージ」だと思って、良いも悪いも大切に受け止めています。これまでに出会ってきたおみくじについて、さまざまな場所で【おみくじ日記】の記事を書いてきました。このサイトでも、ひとつずつ短くではありますが、記録として感じたことや考えたことを書き留めていきたいと思います。]]></summary><author><name>紺野うみ</name></author><published>2022-08-07T15:00:56+00:00</published><updated>2022-08-08T15:38:02+00:00</updated><content type="html"><![CDATA[
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			<img src="https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/1780281/407ceabf949833f652011bb0bafe5596_149624363dde8e4e82300bc0567d6008.jpg?width=960" width="100%">
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			<p class="">こんにちは、紺野うみです。</p><p class="">私も神社参拝の楽しみのひとつとして、しょっちゅうおみくじを引くようにしています。</p><p class="">そして、その中にある言葉は「神様からのメッセージ」だと思って、良いも悪いも大切に受け止めています。</p><p><br></p><p>これまでに出会ってきたおみくじについて、さまざまな場所で<b>【おみくじ日記】</b>の記事を書いてきました。</p><p>このサイトでも、ひとつずつ短くではありますが、記録として感じたことや考えたことを書き留めていきたいと思います。</p>
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			<blockquote>【輝】<br>一歩ずつたゆみなく歩むこと<br><br>長い道のりに思えても、それは夢を実現するための一番の近道となる。<br>人生に真剣に向き合ってみよ。<br>深き闇を知り、本物の輝きを手に入れるでしょう。<br></blockquote><p><br></p><p class="">本当に必要なことや、大切なもののためには、長い道のりに感じられても地道にコツコツとやっていくのが一番ですね。</p><p><br></p><p class="">目先の利益や結果を早く手にしたくて、ついつい急ぎたくなるのが人間です。</p><p class="">しかし、大きなことや揺るぎないことほど、そうやって着実に作られた確かな地盤の上に築かれていくものですから。</p><p><br></p><p>そして、本当の【輝】を得るためには、「深き闇」を知ってこそ「本物の輝き」を得ることができる――という言葉にも、奥深さを感じます。</p><p>闇を知らないうちは、きっと光の輝きを浴びたときも、本当の意味での「ありがたさ」を感じられないことでしょう。</p>
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			<p class="">漠然と「闇って何？」と思う方もいるかもしれませんが、長い人生の中には必ず、進むべき方向が分からなくなって絶望したり、自分の可能性を諦めてしまいたくなる瞬間があるはず。</p><p class="">それこそが、あなたにとっての「闇」なのだと思います。</p><p class="">きっと、人の数だけ種類がありますね。</p><p class=""><br></p><p class=""><b>「闇」に出くわしたときこそ、人は魂を試されています。</b></p><p class=""><b>今回、生まれてきたことの目的や得るべき学びが、そこを乗り越えた場所にこそあるのですから。</b></p><p class=""><br></p><p class=""><b>自分が、自分の人生をかけて「大切に向き合いたいもの・こと」は何なのか。</b></p><p class=""><b class="">踏ん張るべき瞬間、早々に方針転換をすべき瞬間……その見極めも、大切ですね。</b></p><p class=""><br></p><p>間違えた方向に進んでいたり、方法を誤っていたりすれば、それは意固地になってはいけない場面だということ。</p><p class="">だからこそ、いつでも自らの魂に答えを問いかけながら進む、<b>「自分の心で選び取る人生」</b>にしたいものです。</p>
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			<p class="">さて。</p><p class="">私は、ほとんどの場合おみくじを結ばずに持ち帰っていますが、それは「もう一度読み返すため」です。</p><p class=""><br></p><p class="">改めて読んでみたときに、また違った新鮮な発見があったり、そのタイミングだからこそ感じられたことがあったりもします。</p><p class="">皆様も、書き残すことこそしなくても、たとえばスマホで写真に撮って残しておくのもひとつですね。</p><p><br></p><p>心に響いたメッセージは、自分だけの【おみくじ日記】として、ぜひどこかに記録してみてください。</p><p>自分を導く、良いツールになってくれるかもしれませんよ！</p><p><br></p><p><br></p><p>巫女ライター／紺野うみ</p>
		</div>
	]]></content><rights>巫女ライター手帖©</rights></entry><entry><title><![CDATA[【とある神社ものがたり】第3話｜悩んだときこそおみくじで、そっと神様に訊きましょう]]></title><link rel="alternate" href="https://miko-writer.themedia.jp/posts/36573581/"></link><link rel="enclosure" type="image/jpeg" href="https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/1780281/f08a8cad043767d44397dd64e7856b1f_5ebb9c916e0e87aa230073943c576a24.jpg"></link><id>https://miko-writer.themedia.jp/posts/36573581</id><summary><![CDATA[➤このお話で学べること]]></summary><author><name>紺野うみ</name></author><published>2022-08-04T08:00:55+00:00</published><updated>2022-08-04T08:01:04+00:00</updated><content type="html"><![CDATA[
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			<h2 class="">➤このお話で学べること</h2>
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			<ul><li>おみくじの引き方って？</li><li>おみくじはどんな風に読めばいいの？</li></ul><p><br></p><h3>　　　　　★☆★</h3><p>高校生活っていうのは、もちろん楽しいことも多いけど、それなりに悩みだってある。</p><p>言葉にすることが難しいような、得体の知れないもどかしさとか、自分の将来に対する漠然とした不安とか。</p><p>それに、学校というのは世の中から見れば小さいコミュニティなのだろうけれど、私たちにとっては重要な小社会だから。</p><p>友達との人間関係だって、気を遣わなきゃいけないことは多い。</p><p class="">共に過ごす中では、お互いに、傷つけたり傷つけられたりすることだってある。</p><p class="">そういう時はどうしても、誰かを恨んだり、羨んだり、うとましく思ってしまったりもして……。</p><p class="">自分のそんなちっぽけな感情に気がついてしまうと、私は情けなくてヘコんでばっかりだ。理想の自分になんて、なかなかなれたもんじゃないなぁ、と思う。</p><p class="">最近は、こういうマイナスな気持ちになるときほど、戸或神社にふらっと足が向くようになった。</p><p>誰かと過ごすのにも疲れてしまい、かといって、自分一人で悶々と悩み続けるのも苦しくて。</p><p>そんな時に行くと、神様の前で手を合わせてみるだけで気持ちが少し落ち着いたし、上手くすれば、いつも笑顔の紫緒さんと話ができて心がやわらかく和むのだ。</p><p>今日は土曜日だから学校が早く終わる日だったので、帰りがけにそのまま神社に出掛けると、境内にはいつもよりも人がいる。</p><p>お宮参りらしき、赤ちゃんを連れた幸せそうな家族連れとかもいて、遠目にも社務所周りは賑わっていた。</p><p>紫緒さんも忙しそうにしているのが見えたので、私はちょっぴり残念に思いながらも、ひっそりお詣りだけして帰ろう、と本殿に向かった。</p><p><br></p><h3>　　　　　★☆★</h3><p>幸いなことに、本殿前はちょうど空いている。</p><p>お小遣い生活の私だから、ささやかなお賽銭になってしまうことを申し訳なく思いながら、小銭を御賽銭箱にすべらせて、鈴を鳴らした。</p><p>後ろから誰かが並んだときのことを考えて、少し端っこで二礼二拍手、そして手を合わせて目を閉じる。</p><p>気持ちがモヤモヤしているときは、このまま深呼吸して、体の中の空気を入れ替えてみるのが好きだ。そうやってから、私は自分の想いや悩んでいることなんかを、胸の中で神様に話してみる。</p><p>意思も心も弱い自分の不甲斐なさとか、誰かに対して「嫌な自分」が見え隠れするときの苦しさとか。</p><p class="">神様にはきっと、私の心が透けて見えているに違いないから、取り繕ったって意味ない気がするもの。</p><p>そう考えると、私みたいに臆病な人は神様相手だからこそ、正直な想いを素直に出せるのかもしれない。</p><p>どうすればもっと自分を好きになれて、自分に自信を持って生きられるようになるんだろう？</p><p>神様なら、きっとその答えを知っているはずなのに、それが聞けないのは本当に残念でたまらない。</p><p>「あーあ、神様がお返事してくれたらいいのに……」</p><p>長めの祈りから目を開けつつ、思わずそんな風にぼやいてしまった瞬間、ちょうど後ろからお詣りに来ていたらしい人の気配を感じてドキッとする。</p><p>横を見ると案の定、若い男の人がお賽銭を入れようとした手を止めて、こっちを向いて少し驚いたような表情をしていた。</p><p>うわ、やっちゃった……！</p><p>この表情から察するに、しょうもない独り言を聞かれてしまったのだろう。</p><p>恥ずかしさで顔が熱くなるのを感じながら、何も言えずに視線を逸らして、逃げるように立ち去ろうとした時だった。</p><p>フッとその人が笑って、社務所の方を指さした。</p><p>「お返事、もらえるかもしれませんよ？」</p><p>まさか話しかけられるとは思わず、今度は私の方がびっくりして、逃げかけた足が止まる。</p><p>意味が分からないままポカンとその顔を見上げると、大学生のような風貌をしているその人は、さらに穏やかな調子で続ける。</p><p>「おみくじ、引いてみたらどうですか」</p><p>「お、おみくじ、ですか……？」</p><p class="">予想外の会話に、呆気にとられたままオウム返し。</p><p>「そう。僕もよく、悩んでいるときほどおみくじ引いて、お返事もらってますよ」</p><p>「えっ、お返事もらってるんですか……!?」</p><p>信じられない気持ちで、ついつい食いついてしまう。</p><p class="">だって、お返事なんてどうやって……？</p><p>「毎回っていうわけじゃないけど、よーく読んでみると、悩んでることに対する返答がおみくじの中に書いてあったりするよ。おみくじを引く前に、神様に“今の自分に必要な言葉をください”ってお願いするとね」</p><p>おみくじかぁ……。</p><p>私はそれでも、飛びつく心境になれずに考え込んでしまう。</p><p>確かに、お正月の初詣では、毎年引いている。</p><p>で、でも……。悩んでいる時に引くおみくじで、もしも凶なんて出てしまった日には、激しく落ち込んでしまいそうだし。</p><p>こんな時にも、お得意の臆病さが顔を出す、情けない私である。</p><p>すると、その単純な思考を読まれてしまったのか、「大丈夫だよ。吉とか凶とか、あんまり気にしすぎないでいいみたいだし」と笑われてしまう。</p><p>「僕も、人から教えてもらったんですけど、大切なのは中の“言葉”の方らしくて。読んでみると、確かにそう思うことが多くなったから」</p><p>な、なるほど。</p><p>まじまじと考え込んでしまっていた私を見て、その人は「あっ、つい。ごめんね、引き止めたりして」と笑顔で話をたたむ。</p><p>「い、いえいえ！　お詣りの邪魔しちゃって、私の方こそすみません！」</p><p class="">あんな呟きに答えてくれるなんて、親切な人過ぎる。私も慌てて頭を下げて、せめてこれ以上迷惑にならないように、その場を離れることにした。</p><p>参道を引き返しながらちょっと振り向くと、お兄さんはお詣りをはじめるところだった。その肩には、大きくて重そうなカメラがかけられている。</p><p>若く見えるけど、お宮参りのカメラマンさんとかかな……？</p><p class="">考えながらも、さっき教えてもらった言葉につられておみくじを引いてみることに決めた私は、紫緒さんのいる社務所へ向かう。</p><p>見ず知らずの人からだけど、せっかく機会をもらったんだから、試してみるのが吉かもしれない！</p><p><br></p><h3>　　　　　★☆★</h3><p>「あっ、紬ちゃんだ。こんにちは」</p><p>近づく私に気づいて、紫緒さんはすぐさま挨拶してくれた。</p><p>「こんにちは。あの、今日はおみくじ引いてみようと思うんです……」</p><p>この神社では初めてのことだったから、なんとなく照れくさくて早口になる。</p><p>紫緒さんはニッコリ笑うと「どうぞ」と言って、目の前にある「おみくじ」と書かれた六角の筒を差し出した。</p><p>天井部分にあけられた小さな穴から、細長い木の棒が飛び出てきて、その棒にくじの番号が書いてあるタイプ。</p><p>シャカシャカと木がぶつかり合う心地良い音を立てて、筒を左右に振り逆さまにすると、間もなくぴょこっと棒が顔を覗かせる。</p><p>引っ張り出すと、そこには「六」の文字。</p><p>「あっ、6番お願いします！」</p><p>紫緒さんが「はい、6番ですね」と頷いて、すぐに棚から紙を一枚差し出してくれ、私はそれをドキドキしながら受け取った。</p><p>恐る恐る開くと、そこには「小吉」の文字。</p><p>うっ、小かぁ……。</p><p>いつもの癖で、その部分が一番に目に飛び込みしょげかけたものの、今日は慌てて気を取り直す。</p><p>さっき言われたとおり、その下に書かれた、言葉の方に慎重に目を向けてみた。</p><p class="">『春の花、秋の紅葉をよそにして、一心に励むあなたの努力が報われるときが、もうそこまでやってきています。</p><p>信心を怠ることなく、明るい気持ちを持ってすすみましょう。』</p><p>……あれっ？</p><p>なんだか、「小」という印象にしてはうれしい言葉が並んでいるので、驚く。それに、その下にある「学業」とか「旅行」とかの項目も、悪くない。</p><p>ふと気がついて紙の裏側を見てみると、縦長のおみくじ全体に大きく書かれた【神の教】なるものまである。</p><p>そして、それを読んだ私は、その内容に度肝を抜かれてしまった。</p><p class="">『胸のむら雲、はらえばすぐに、神の光がてりわたる。</p><p class="">苦しい時、悲しい時、腹立たしい時、胸に手をおいて考えて見る。</p><p>すまぬ事、悪い事、恥ずかしい事、神様の御心に副わぬと思う事があれば、神様に御詫びをする。</p><p>御清めをする、御祈りをする。</p><p>すると屹度（きっと）、苦しみも薄らぎ腹立ちも和らぎ、心の底から喜びが湧いて、倖せがやってきます。』</p><p>読み終えた私が、あまりに驚いた表情で顔を上げたからか、紫緒さんも目をぱちくりさせてこっちを見る。</p><p class="">「すごい……」</p><p>呟いて、もう一度目を伏せ読み返す。</p><p>私にはこれが、まさしく「今日の私の問いかけ」に対する、神様からのお返事に思えてしまったのだ。</p><p>苦しい時、悲しい時、腹立たしい時は、胸に手を当てて考える。</p><p class="">そして、すまぬ事、悪い事、恥ずかしい事があったら、神様にそっとお詫びをする。</p><p>……そっか、そうだよね。誰だって、完璧に生きられるわけじゃない。</p><p>足りないことも多いし、間違えることだってあるはず。人生の選択に迷うことも、ちょっとしたことで悩むこともある。</p><p>でも、その度にちゃんと考えたり、神様にごめんなさいってしながら、歩いていくしかない。</p><p>単純かもしれないけれど、あまりにもそのアンサーがしっくり来ているように思えて、私はあのお兄さんとの出会いにも「意味」のようなものを感じて鳥肌が立った。</p><p>本殿の方を振り返って見ると、その人はちょうどお詣りを終えて、真っ直ぐに帰っていくところだ。</p><p class="">目が合うと、私がおみくじを引いたことに気がついたのか、ニコニコ笑って手を振ってくれた。</p><p>あれはもしや、神様のお使いの方じゃなかろうか……と馬鹿なことを妄想しつつ、感謝を込めてヒラヒラと手を振り返す。</p><p>「素敵なこと、書いてありました？」</p><p>そんな私にクスッと笑って、紫緒さんがうれしそうに訊ねるので、興奮冷めやらぬままに私は何度も頷いた。</p><p><b>「言葉との出会いも、数ある“ご縁”のひとつだから。紬ちゃんのことを、神様も応援しているんじゃないかな」</b></p><p class="">やっぱり、戸或神社はすごい。いつだって、私に前を向く力をくれる気がする。</p><p>私はおみくじを丁寧に折りたたんで、それをお財布に大切にしまう。</p><p>くじけそうな時は、これを読み返そう。</p><p>そうしたら、「情けない自分」になりかけたときも、私はまたがんばれるような気がした。</p><p><br></p><p>To Be Continue...</p><p><br></p><p><br></p><h2>➤紫緒さんのおさらい</h2>
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			<p class="">このコーナーでは、物語の中で登場した、神社にまつわる知識のおさらいをしていきましょう！<br></p><p class=""><br></p><h3>★Point 5【おみくじの引き方】</h3><p>おみくじって、神社に足を運ぶと、なんとなく「引いてみようかなぁ」と思うことがありますよね。</p><p class="">初詣のタイミングで、一年に一度の「運試し」のような感覚でおみくじを引かれるという方も多いようですが、特に「一年に一度じゃないとダメ」と決まっているわけではないんですよ。</p><p>むしろ、神様からの声を聞きたい迷える時や、自分自身の節目を感じる時など、折に触れて神様からのメッセージを受け取ってみてください。</p><p>もちろん、時には胸がチクッとなるような激励をいただく時もありますけれど……。それも、あなたの人生がもっと善い方向に向かうように、という「愛」あればこそです！</p><p>おみくじを引くときには、ぜひ御本殿でお詣りする際に「おみくじを引きますので、私に必要なメッセージをください」とお祈りしたり、もしくはおみくじを引きながら「悩んでいることについて、お返事をいただけたらうれしいです」などと念じてみたりしてください。</p><p>神様というのはあなたを助け、導いてあげたいと思ってくださる、あたたかな存在ですから、必要なタイミングで、必要なメッセージを届けてくださることでしょう！</p><p><br></p><h3>★Point 6【おみくじの読み方】</h3><p><b>神様からいただける「言葉」の贈り物、それがおみくじです。</b></p><p class="">ともすると「大吉」か「凶」かなど……「吉凶」ばかりに一喜一憂しがちなものですけれど、そこだけ見ておしまいにするのはもったいないんです！</p><p>むしろ言葉の方にこそ、あなたを励ましたり、忠告してくれたり、そっと背中を押してくれるような内容を見つけることができるはず。</p><p class="">そう言う私も、何度もおみくじを通じて、神様に導いていただいた経験があります。</p><p>また、もし引いたばかりのその瞬間にはピンと来ない言葉があっても、すぐに結んで帰ってしまわずに、大切に持ち帰ってみてくださいね。</p><p>後日、改めて読み返してみると思わぬ気づきがあったり、相応しいタイミングで大切なことを思いだすきっかけになったり……。</p><p>きっと、さまざまな場面で、あなたを助けてくれますよ！</p><p>それでは皆様も、素敵な神社のひとときを……。</p><p><br></p><p class="">※この物語はフィクションです。</p><p class="">実在の神社様や人物とは一切関係ありません。</p>
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]]></content><rights>巫女ライター手帖©</rights></entry><entry><title><![CDATA[巫女ライターのちょっと「徳」する参拝作法]]></title><link rel="alternate" href="https://miko-writer.themedia.jp/posts/36524442/"></link><link rel="enclosure" type="image/jpeg" href="https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/1780281/9b28e47fe60e8d241f0ef891a4a441af_716872bd1f88a8c8264dcc507bde0aa6.jpg"></link><id>https://miko-writer.themedia.jp/posts/36524442</id><summary><![CDATA[こんにちは、巫女ライターの紺野うみです。今日は、私が普段から行っている神社の参拝作法について、ちょっとご紹介しようかなと思います。タイトルを見て「徳」の文字に、あれっ？と気がついてくださった方も多いことでしょう。実はこの作法（というよりもマイルール？）は、自分にとっての「得」ではなく、神様が喜んでくださる「徳」を意識しているんです。神様は綺麗好き、というのは、よく耳にする話かと思います。だからこそ私たちは、参拝前に手水舎で手と口を清めて心身を清浄にし、簡易的ではありますが、御神前に立つための「禊（みそぎ）」となる準備を行っているわけですね。]]></summary><author><name>紺野うみ</name></author><published>2022-08-03T15:00:47+00:00</published><updated>2022-08-08T15:37:26+00:00</updated><content type="html"><![CDATA[
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			<img src="https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/1780281/9b28e47fe60e8d241f0ef891a4a441af_716872bd1f88a8c8264dcc507bde0aa6.jpg?width=960" width="100%">
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			<p class="">こんにちは、巫女ライターの紺野うみです。</p><p class="">今日は、私が普段から行っている神社の参拝作法について、ちょっとご紹介しようかなと思います。</p><p class=""><br></p><p>タイトルを見て「徳」の文字に、あれっ？と気がついてくださった方も多いことでしょう。</p><p>実はこの作法（というよりもマイルール？）は、自分にとっての「得」ではなく、神様が喜んでくださる「徳」を意識しているんです。</p><p><br></p><p>神様は綺麗好き、というのは、よく耳にする話かと思います。</p><p class="">だからこそ私たちは、参拝前に手水舎で手と口を清めて心身を清浄にし、簡易的ではありますが、御神前に立つための「禊（みそぎ）」となる準備を行っているわけですね。</p>
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			<img src="https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/1780281/dfed85ff2d61bd46a6f95259e376b1d6_ad0b5e599c6156470fd7307911641db3.jpg?width=960" width="100%">
		</div>
		

		<div>
			<p class="">神社ではそれぞれ、神主さんや巫女さんが朝から境内を掃除するなどして、神社の空間が綺麗に保たれるよう努めています。<br></p><p class=""><br></p><p>しかし、強い雨風に晒された日や参拝者の多い日には、いつも以上に、境内にゴミが取り残されてしまうことがあるもの……。</p><p class="">私も神社をお詣りさせていただくとき、少なからず足元に紙くずやビニールゴミ（コロナ禍に突入してからはマスク！）が落ちているのを見かけます。</p><p class=""><br></p><p class="">これらは、誰かが気づかずに落としてしまったか、（とんでもないことですが）わざと捨てていってしまったか、どこからか風で運ばれてきたか……。</p><p>いずれにしても、人間が出してしまった「穢れ」のひとつと言えるのではないでしょうか。</p><p class=""><br></p><p>これまで巫女として神社で奉職するようになってから、ご奉仕先の神社でそのようなゴミを見かけたときは、もちろん拾ってごみ箱に捨てていました。</p><p><br></p><p class="">しかし、だんだんと日頃参拝している神社でも、そういったゴミが目に入ったときに「これは神様がお気の毒」と思い、放置できなくなっていったわけです。</p><p class=""><br></p><p class="">そこで、私は神社参拝のときに、こんなアイテムを持ち歩くことにしました。</p>
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		</div>
		

		<div>
			<p class="">ゴミ袋と、使い捨てのポリ手袋（100均で100枚！）です。</p><p class="">これを、お気にいりの小さなポーチに入れて、神社参拝のときには荷物に入れておくだけ。</p><p class=""><br></p><p class="">境内でゴミが目に入ったとき、これらのアイテムがあれば、躊躇することなくゴミ拾いができます。</p><p class="">特に近年は、誰が使用したのか分からないマスクなどがそのまま落ちていることも多く、素手で拾うのはためらわれますからね。</p>
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			<p class="">日常から外を歩いている間中、ゴミを拾い集めながら生きていくのはなかなかしんどいものですが、自分にとって大切な場所――まさしく聖域・聖地くらいは、綺麗に大切にしたいものですよね。<br></p><p class=""><br></p><p class="">私もわざとゴミを捨てていくことなどありませんが、うっかりポケットに入っていたゴミを落としてしまっていたことが「一度もない」とも言い切れません。</p><p class="">何より、境内を綺麗にして神様に喜んでいただければ、それが一番うれしいな……と思っています。</p><p class=""><br></p><p class="">自分にとって、なんの得（利益）にもならないことは、世の中にたくさんありますよね。<br></p><p class="">でも、それでも誰かのために行動したことは、目に見えない「徳」として魂に刻まれ、ちゃんと残っていくのだと信じています。</p><p><br></p><p class="">神社を愛する皆様――。</p><p class="">もし、あなたの鞄の中にも不要なビニール袋が入っていることがあり、大好きな神社を参拝していて、足元に転がるゴミを見つけたときには……。</p><p>神様がにっこり微笑んでくださるよう、そっと拾ってみませんか？</p><p class=""><br></p><p>巫女ライター／紺野うみ</p>
		</div>
	]]></content><rights>巫女ライター手帖©</rights></entry><entry><title><![CDATA[【とある神社ものがたり】第2話｜お祀りされている神様の、素敵な個性を知りましょう]]></title><link rel="alternate" href="https://miko-writer.themedia.jp/posts/36525584/"></link><link rel="enclosure" type="image/jpeg" href="https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/1780281/7944343e92495cd93491e4651d1d7645_8b9fd453cbd9c06976c46e06a232f5d7.jpg"></link><id>https://miko-writer.themedia.jp/posts/36525584</id><summary><![CDATA[➤このお話で学べること]]></summary><author><name>紺野うみ</name></author><published>2022-08-03T06:00:39+00:00</published><updated>2022-08-03T06:00:48+00:00</updated><content type="html"><![CDATA[
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			<img src="https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/1780281/7944343e92495cd93491e4651d1d7645_8b9fd453cbd9c06976c46e06a232f5d7.jpg?width=960" width="100%">
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			<h2 class="">➤このお話で学べること</h2>
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			<ul><li>神様が好きな「清浄」ってどういうこと？</li><li>神社でお祀りされている神様は？</li></ul><p class=""><br></p><p class=""><br></p><h3>　　　　　★☆★</h3><p>はじめて「戸或神社」に行ってから、私の日常に不思議な味方ができた。</p><p>その味方というのが「神様です」と言ったら、さすがにおこがましい気がするから、「神様からいただいた御守りです」と言っておこうかな。</p><p>久しぶりに持つ御守りで、初めて自分で選んだ御守りで、しかも素敵な巫女の紫緒さんとお揃いだという御守り。</p><p class="">私はそれを、通学カバンの取っ手に結び付けることにした。</p><p class="">いろいろ考えたのだけど、やっぱりいつでも目につくところにつけておくと、より心強い気がする。</p><p>もちろん、別に私自身の能力だとかが、御守りを持ったことで急にパワーアップしたわけじゃない。</p><p>でも、私のダメダメなところも、だからこそジタバタがんばっているところも、きっと全部神様が見てくれている。そう思いながら、一生懸命生きていくしかないよね……！</p><p>不思議なことに、私は最近なにか嫌なことやヘコむことがあるたびに、御守りを見てはそんなことを思って自分を奮い立たせるようになりつつあった。</p><p>神様はきっと、厳しいけどやさしい方だと思う。だから、こんな私のことも、決して見捨てずに応援してくれるような気がした。</p><p><br></p><h3>　　　　　★☆★</h3><p>部活がなくて早く帰れる日に、ひとりのときはフラッと戸或神社に立ち寄ることが増えていて、今日もそんな放課後だった。</p><p>巫女の紫緒さんは、大体いつも、社務所の窓の向こうか境内のどこかにいて、私を見つけるとパッと笑顔を咲かせてくれる。</p><p>「紬ちゃん」</p><p>名前を覚えてもらえたのが、本当にうれしい。初対面のとき、厚かましく名乗っておいてよかった。</p><p>そんなことを思いながら、ほうきを手に参道を掃き掃除中だったらしい、紫緒さんの方へ駆け寄る。</p><p>「こんにちは！」</p><p>「ようこそお詣りです。学校帰り？　来てくれてうれしい」</p><p>兄妹のいない私にとって「憧れのお姉さん」みたいな紫緒さんは、話をしているだけでもなんとなく、くすぐったくて幸せな気持ちになれる。</p><p>「うん、今日は終わるの早かったから。紫緒さんはお掃除ですか？」</p><p>「そうなの。神社はほとんど屋外でしょう？　朝に掃き掃除をしておいても、気がつくと落ち葉だとか飛ばされてきたゴミなんかで、汚れてしまうのよね」</p><p>「うへー、大変！」</p><p>汚れるのが分かってるのに、何度も何度もきれいにするなんて、本当に頭が下がる。私なら「朝も同じ場所やったのに……」って、すぐにげんなりしちゃいそう。</p><p class="">それだというのに、紫緒さんはちっとも嫌そうな顔をしていないし、なんならいつだってニコニコしながらお掃除しているんだよね。</p><p>人間できてるなぁ……と、感心してしまう。</p><p>すると、そんな私の心の声を読み取ったかのように、紫緒さんはニンマリいたずらっぽく笑った。</p><p>「紬ちゃんに、いいことを教えてあげましょう」と言うと、そっと私に耳打ちする。</p><p>「神様はね、清浄が好きなのよ」</p><p>せいじょう、正常……？　囁かれた言葉は耳慣れなくて、一瞬、何のことかわからなかった。</p><p>「清らかで、穢れがないってこと」</p><p>「あ、なるほど。清浄、ですね」</p><p>私の中でも、やっと漢字が当てはまって、腑に落ちた。</p><p><b>「手水舎で、手や口を洗うでしょう？　あれも“禊（みそぎ）”って言って、御神前に立つ前に心と体を清める意味があるの。だから、神様に喜んでほしかったり気に入っていただくには、自分自身も、身の周りも清らかにしておくのが一番だってこと」</b></p><p>そうか……あれも、神様にお会いする前に失礼の無いように、っていうことだったんだ。</p><p>看板を凝視しなくても、だんだん作法を覚えつつあった「手水」のことを思い出して、妙に納得する。</p><p>「この神社で神様方に心地よく過ごしていただくには、私たちが一生懸命、境内をきれいにしておかないとね！　あっ、もちろん参拝者の方にとっても、気持ちのいい場所じゃないとならないし！」</p><p>うんうん、と頷きながら饒舌に話す紫緒さん。神様のことが、本当に大好きなんだなぁ……と、その姿を見ながらしみじみ。</p><p class="">普段、私の周りにはいないくらい、ものすごく自然に清らかなことを言ってくる人だから、時々こちらがびっくりしてしまうけど。だからこそ紫緒さんは、根っからの「巫女」なんだなぁ、と思う。</p><p>「とりあえず、紫緒さんは心が清浄ですよね」</p><p>「あはは、本当？　だとしたら、巫女として合格かな？」</p><p>「うん、合格合格。100点満点！」</p><p>よくよく考えてみれば、なんで私が偉そうに「合格認定」しているのか、サッパリわからないけど……。</p><p>こんな風に、紫緒さんはちょっとお茶目で、おもしろいところもある巫女さんだった。</p><p><br></p><h3>　　　　　★☆★</h3><p>本殿にお詣りを済ませて参道を引き返しつつ、そういえば……と、あることを思い出して振り返る。</p><p>そう、大きな社殿の右奥に、小さな祠のようなお宮があるのだ。</p><p>「紫緒さん紫緒さん、あの……あそこにある、小さなお社みたいなのは何ですか？」</p><p>私の見つめる視線の先を追いかけて、紫緒さんは「あぁ！」と頷き、教えてくれる。</p><p><b>「あれは、摂社（せっしゃ）末社（まっしゃ）と言って、本殿にお祀りされている神様とは別の神様がいらっしゃるお社なのよ」</b></p><p>「えっ、べ、別の神様⁉」</p><p>私の心に、ちょっとした衝撃が走った。</p><p>神様って、そうか……。神様ってひとりじゃなくて、たくさんいるんだ？</p><p>確かに「八百万（やおよろず）の神様」って、なんか聞いたことがある気がする。……えっ、待って。じゃあ日本には、神様が800万もいるっていうことなの？</p><p>紫緒さんのひとことから、これまで深く考えてこなかった場所に向かって一気に思考が走り出し、勝手に混乱してきた。</p><p>そんな心中を察してか否か、紫緒さんののんびりした声。</p><p><b>「日本では、あらゆるものに神様が宿るっていう考え方が古くからあって、古事記とか日本書紀とか、そういう神話の中にもたくさんの神様が出てくるのよ。海の神様とか、山の神様とか、お酒の神様とか……」</b></p><p>「それが八百万の神様、っていうことですか？」</p><p>「そうそう！　あれは、ぴったり800万柱（はしら）の神様がいるっていうことじゃなくて、もう数えきれないくらいの神様が、いろーんなところに宿っている、っていうこと。その中でも、神話に登場するような有名な神様は、多くの神社でお祀りされているんだけど、そもそもは元となる大きな神社からどんどん枝分かれして、全国各地に広がっていったの」</p><p>そっか。全国のあちこちに点在する神社は、どの神様がお祀りされているかっていうのが、それぞれにあるっていうことなのか……。</p><p>だんだん、意味がわかってきたような気がする。</p><p>「神社によって、“厄除けの神社”とか“子育ての神社”とか“縁結びの神社”とかいう呼び名が言われるのは、お祀りされている神様の“御神徳”っていう得意分野の御力に由来していることが多いかな」</p><p>「じゃあ……この戸或神社の御本殿には、どんな神様がお祀りされているんですか……？」</p><p>我ながら今更なことを、恐る恐る聞いてみる。</p><p>「この神社は、“導きの神様”と言われる“猿田彦大神（さるたひこのおおかみ）様”が主祭神。つまり、御本殿にお祀りされているっていうことね。猿田彦様は、縁結びとか交通安全の神様としても、親しまれてるかな」</p><p>「導き……！」</p><p>す、すごい。確かに私も、この神社にはなんだか「導かれた」ような気がする！</p><p>心の中で、ちょっと興奮してしまう。</p><p class=""><b>「その他にも、“合祀（ごうし）”と言って一緒に別の神様がお祀りされていたり、さっき紬ちゃんが気づいてくれたお社のように、“摂社”や“末社”という小さなお社にお祀りされていたりする神様もいて。ひとつの神社でも、何柱もの神様がいらっしゃることが多いのよ」</b></p><p>サラサラっと流ちょうに説明してくれる紫緒さんを見て、だんだん情けない気持ちになる。</p><p>そこまで年は離れていないはずだし、神社に行くのも初めてじゃないのに、私ばかりこんなに何も知らなくて恥ずかしくなってきた……。</p><p>これまで、なんとなく神社にお詣りしていた頃は、そんなこと深く考えていなかった気がする。</p><p>「昔からこんなに近くにあったのに……私、神社のことも神様のことも、よくわかってなかったんだなぁ」</p><p>言いながら肩を落とした私に、紫緒さんはやさしく笑ってくれる。</p><p>「ものすごく奥が深い世界だもの。これから少しずつでも知っていくと、きっと人生がもっとおもしろくなるわよ」</p><p>ポンポン、と肩を叩かれつつ落とした目線の先に、握ったカバンから揺れる御守りが見えた。</p><p>そっか、そうだよね。これからいろいろ、知っていけばいいんだよね……！</p><p>うん、と頷いた私に、すかさず紫緒さんが首を傾け、訊ねてくる。</p><p>「由緒書（ゆいしょがき）っていう、神社や神様の説明が書いてある紙があるけれど、よかったらうちの神社の由緒書、紬ちゃんも読んでみる……？」</p><p>「読みます！」</p><p>ついつい、やけに気合いの入った声が出る。だって、せっかく御守りまで持っているのに、その神様のことを知らないなんて、ちょっと失礼な気がするもんね！</p><p>「ふふ、取ってくるね～♪」</p><p>私の返事を聞くなり、紫緒さんは楽しそうに、足取り軽く社務所へ姿を消していったのだった。</p><p class=""><br></p><p>To Be Continue...</p><p><br></p><p><br></p><h2 class="">➤紫緒さんのおさらい</h2>
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			<p class="">このコーナーでは、物語の中で登場した神社にまつわる知識を、私と一緒におさらいしていきましょう！</p><p><br></p><h3>★Point 3【神様が好む「清浄」とは】</h3><p>神道の世界で、最も大切にされていることのひとつは「清浄」です。</p><p class="">その理由は、物語の中でもお話しした通り、神様が何よりも清浄を好んでおられるから。</p><p>清浄というのは、まさに「清らかで、穢れがない」という意味なのですけれど、「穢れた場所」にはそもそも、神様が居られないのです。</p><p>とある神職の方が、<b>「神職の仕事は掃除に始まり掃除に終わる、というくらい清浄のこころが大切なんです」</b>と、私に教えてくれたことがありましたっけ……。</p><p>清々しく心地よいと感じる神社は、この「清浄のこころ」をとても大切にしていますし、境内が丁寧に清められていることで神様も喜んでおられるに違いない、と実感するんです。</p><p>そして、私も巫女として境内をお掃除するときは、それを通じて自分の心まで磨いているような気持ちになるんですよ。</p><p>私たちは人間ですから、生きていればいろんな困難や苦難があり、時には気持ちが荒んでしまうこともありますよね。</p><p>でも、そういう心の穢れだって、ちゃんと清めることができるから……。</p><p>そのきっかけの場所に、神社がなれたとしたら、とってもうれしいなと思うわけです！</p><p>たとえ汚れてしまっても、またそれを磨いてきれいに……という努力を繰り返す人の心を、必ず神様は応援してくださいますからね。</p><p><br></p><h3>★Point 4【お祀りされている「御祭神」とは】</h3><p>それぞれの神社には「御祭神」と言って、お祀りされている神様がいらっしゃいます。</p><p class="">日本に古くから伝わる神道という宗教では、「八百万の神々」という言葉があるように、「この世のあらゆるものに神様が宿っている、だからどんなものもないがしろにしてはいけない」という教えが残っています。</p><p>そして他にも、その神社や主祭神の神様にゆかりのある、複数の神様を一緒にお祀りしている神社が多いです。</p><p class=""><b>一番中心となってお祀りしている神様を「主祭神」と言い、それ以外の神様も、御本殿に一緒に「合祀」をしたり、「摂末社（※摂社・末社の総称）」として別のお社にお祀りしているという形があったりするのですね。</b></p><p>もし、あなたにとって身近な神社がある場合は、ぜひともその神社の「由緒書」を読んでいただき、どんな神様がいらっしゃるのかを知ってみてください。</p><p>どの神社にも、たいてい由緒書の紙は置いてありますし、万が一ない場合でも、境内に看板できちんと歴史なども含めた説明があることがほとんどです。</p><p>最近であれば、あらかじめホームページで調べることもできちゃいますね。</p><p>神様から見ても、「誰でもいいから、神様助けて！」と言われるより、自分のことをよく知ってくれている人が、自分を慕い、頼ってお詣りしてくれるという方が、お喜びになりますからね！</p><p>それでは皆様も、素敵な神様とのひとときを……。</p><p><br></p><p>※この物語はフィクションです。</p><p>実在の神社様や人物とは一切関係ありません。</p>
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]]></content><rights>巫女ライター手帖©</rights></entry><entry><title><![CDATA[【とある神社ものがたり】第1話｜もし心がつらい日は、癒しの杜へ行きましょう]]></title><link rel="alternate" href="https://miko-writer.themedia.jp/posts/36525500/"></link><link rel="enclosure" type="image/png" href="https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/1780281/d940b2fdf8d50ca838b87583799c8806_def6016129237b020fff091de849965c.png"></link><id>https://miko-writer.themedia.jp/posts/36525500</id><summary><![CDATA[➤このお話で学べること]]></summary><author><name>紺野うみ</name></author><published>2022-08-02T15:00:29+00:00</published><updated>2022-08-02T15:39:35+00:00</updated><content type="html"><![CDATA[
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			<h2 class="">➤このお話で学べること</h2>
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			<ul><li>手水の作法はどうやるの？</li><li>御守りの選び方はどうすればいいの？</li></ul><p class=""><br></p><p class=""><br></p><h3 class="">　　　　　★☆★</h3><p>今日は、とにかく散々な一日。</p><p>朝、家を出るときからろくなことがなくて、うすうす嫌な予感はしていたのだ。</p><p>家族とのことも、友達とのことも、勉強のことも、秘密の恋のことも。いろんな物事の歯車が、ことごとく外れているみたいな日。</p><p>ちっともおもしろくないけれど、笑いたくなるくらい、何もかもうまくいかなかった。</p><p class="">放課後も、今日は誰とも一緒に過ごす気にはなれなくて。寄り道をするという友達に「用事がある」と嘘をついて、さっさと帰ろうと思っていた。</p><p>こんな日は、どこまでいってもよくないことの連鎖が続いているような気がして、怖くなる。</p><p>昔から臆病な私。高校1年生になったはいいけど、ちっとも思うように成長できていない自分に嫌気がさしてくる。</p><p>次から次へと浮かんでくる不安も、自分を呪いたくなるような感情も、どう処理すればいいのかわからないくせに、ぐるぐると頭を回り続けるので苦しかった。</p><p>歩いているうちに、家に帰ることすら気が重くなってくる。</p><p class="">誰もいないところへ、逃げ込んでしまいたいような気持ちになったとき……。</p><p>そんなタイミングで、ふいに「戸或神社」と刻まれた石の柱と、そびえ立つ鳥居の向こうに緑の杜が見えてくる。</p><p>登下校の道すがらにあるのに、今まではさほど気に留めていなかったけれど、その日はやけに目について。私はつい立ち止まり、気がつけば、その鳥居をくぐり抜けていた。</p><p>――私の不思議な出会いは、ここから始まる。</p><p><br></p><h3>　　　　　★☆★</h3><p>そっか。手……を洗うんだったっけ？</p><p>足早に真っ直ぐ奥まで進みそうになってから、参道の途中にあった手水舎に気がついて、慌てて少し引き返す。</p><p>散々な日に、もし神様にまで嫌われてしまったら、もっと嫌なことが起きるかもしれない。勝手にそんなことを思ってしまい、少しドキドキ。</p><p>パシャパシャと音を立てながら水が溢れる水鉢の前で、柄杓を手に取って水をひとすくい。そのまま、数秒考える。</p><p class="">どうやって手を洗えばいいのか、なかなか思い出せない。なにか、手順があった気がするんだけど。</p><p>数年前に亡くなってしまったおばあちゃんに、幼い頃はよく神社に連れていってもらっていたのに。久しぶりに来てみて、そのときに教えてもらったことが思い出せないのは淋しかった。</p><p>ふと見上げると、イラスト付きの「手水の手順」という看板があって、ホッとする。</p><p>「えっと……」</p><p><b>①右手で柄杓を取り、水を手水鉢から1杯すくう。</b></p><p><b>②右手で持った柄杓から、左手に少し水をかける。</b></p><p class=""><b>③左手に柄杓を持ち替え、右手に少し水をかける。</b></p><p><b>④また右手に柄杓を持って、左手を器に水を注ぐ。</b></p><p>「あっ、口もなのか！」</p><p><b>⑤左手から水を口に含んで吐き出し、口を清める。</b></p><p><b>⑥右手の柄杓から、使った左手に少し水をかける。</b></p><p><b>⑦最後に残った水を柄杓の柄の方に流し、清める。</b></p><p>「よし……これで大丈夫かな」</p><p>看板を目で追いつつ、我ながらなんともぎこちない様子で、やっと手水を済ませた。</p><p><br></p><h3>　　　　　★☆★</h3><p>平日の夕方だからか、境内に人は少ない。</p><p>いくつか並べられているベンチのひとつに、ぼーっと座っているおばあさんと、遠くにある小さい祠のようなものの前に立つ男性と、それから私。</p><p>社務所の中には、手元に目を伏せて何か作業をしているらしい、巫女さんがひとり。</p><p class="">奥の社殿の前まで来てみて、小さ過ぎもせず大き過ぎもしない、絶妙な広さの神社だなと感じた。</p><p>何より、境内全体が立派な木々に守られるように包み込まれていて、呼吸がしやすいような安心感がある。</p><p>あたりは静かで、それだけに風に揺れる木々の葉音が耳に残った。</p><p>ちょうどお社の前には、誰もいない。</p><p>その前に立ってみて、頭上につけられている大きな鈴からさがっている紐を揺する。</p><p>ガランガラン、と思いのほか大きな音が鳴り、心臓が飛び跳ねた。気の弱すぎる私は、うるさかったかな、とついつい周りをこっそり盗み見る。</p><p>幸いなことに、こちらを気にしている人はいないみたいだ。</p><p>気を取り直して、2度頭を下げ、2回遠慮がちに手を叩く。</p><p>手を合わせてみてから、神様に向かって何を言えばいいのか全く考えていなかったことに気がついた。</p><p>そのまましばらく思案して、「いいことがありますように」とだけ念じてみる。最後に1回、頭を下げておしまい。</p><p>私は改めて、目の前の社殿をまじまじと見上げた。</p><p>こんなにゆったりした気持ちで、この前に立ったことって、あったっけ……？</p><p>幼い頃は大人に連れられるままに来ていたし、初詣のときはいつも行列ができていて、短く拝んですぐ順番を譲っていたっけ。</p><p>失礼かもしれないけれど、素朴でなんの変哲もない建物なのに、それが神様の居る場所となると、どうしてこんなに特別な空間に思えるんだろう。</p><p>不思議なことに、さっきまでのトゲトゲしていた気持ちが、少し穏やかになっているのを感じた。</p><p><br></p><h3 class="">　　　　　★☆★</h3><p>ふと振り向くと、社務所の窓の向こうから、こちらを見ている巫女さんとばっちり目が合った。</p><p>その瞬間にニコッと微笑まれて、つい逸らしかけた視線をそのままに、私もつられてへらっと笑う。</p><p>なんて素敵な笑顔で笑うんだ、あの巫女のお姉さんは……。</p><p>男でもないのにどぎまぎしながら、よく見ると、巫女さんの前に御守りが並べられている。</p><p>窓のところには手作りらしき看板があって、達筆な筆文字で「授与所」と書いてある。御守りや御札などを、授与するところ、という意味だろうか。</p><p>御守りかぁ……、しばらく持っていなかったかもしれない。</p><p>どんなものがあるんだろう？　気になって、見てみたくなる。</p><p>それから、巫女さんのかもし出す不思議な魅力で、引力が働いているみたいにそちらに足を向けてしまった。</p><p>おずおずと近づいていく私に、巫女さんは気さくに「こんにちは」と声をかけてくれた。</p><p>私の方からは「こんにちは……」と、情けない蚊の鳴くような声。慌ててお辞儀も付け加える。</p><p>巫女さんの手元の台に綺麗に並べられた御守りは、意外と色とりどりのものがあって、可愛かった。種類も結構ある。</p><p>「肌守」「病気平癒守」「安産守」「仕事守」「縁結び守」……。目で順に追いかけながら、みんな、いろんなお願い事をしているんだなぁと、しみじみ思う。</p><p>こういう御守りを持って、誰もが神様に勇気をもらうんだろうか。</p><p>御守り、欲しいなぁ……と思った。自分で心からそう思うのは、初めてかもしれない。</p><p>私も、勇気が欲しい。気弱な自分、うまくいかないことの多い自分の、毎日を変えていきたい。</p><p class="">もし、この御守りを持っていて、神様がいつも一緒にいてくれるというなら、こんなに心強いことってないよね。</p><p>「御守り、迷ってますね」</p><p>その時、やわらかな声が降ってきて、私はハッと巫女さんを見上げた。</p><p>「あ、はい……。どれがいいか、よくわからなくて」</p><p>「ご自分にですか？　贈り物？」</p><p>「えと、自分です……一応」</p><p class="">照れくさくなった私を気にした風もなく、巫女さんはうんうんと頷くと、流れるように話し出す。</p><p><b>「お願い事がどんな内容かによって決めたり、純粋に見ていて幸せな気持ちになれるようなものがあれば、その直感で選んだりしていいんですよ」</b></p><p>「直感かぁ……」</p><p>そう言いながら、ふと、ひとつの御守りの上で視線が止まった。</p><p>「心願成就守。これって、お願い事が叶いますようにっていう意味の御守りですか？」</p><p>巫女さんに訊ねると、表情がキラッと光ったようになって、彼女は楽しそうにまたひとつ頷いてみせる。</p><p>「ふふ、そうです。心の中にあるお願い事が叶う御守りって、なんだか万能な感じがしちゃいますよね」</p><p>うん、そうそう。確かにそんな感じがする。</p><p>御守りをまじまじと見つめて、私も大きく縦に首を振る。</p><p>「実はね、私もいつもこの御守り持ってるんです」</p><p>口元に手をやりながら、こっそりと秘密を打ち明けるように教えてくれる。</p><p>そのお茶目な表情に驚きながらも、私も思わず笑ってしまった。</p><p>巫女さんとお揃い……それはなんだか、最強な気がする！</p><p>「あはは、これにします。これをください」</p><p>「はい、600円の御初穂料です」</p><p>私が鞄から財布を出して、巫女さんが御守りを包んでくれているとき、後ろから「紫緒ちゃん、お疲れさま。また来るからねー」という声。</p><p>振り向くと、さっきベンチに腰かけていたおばあさんが、ゆったりした足取りで帰っていくところだった。</p><p>「はぁい、ようこそお詣りでした。気を付けてお帰りくださいね！」</p><p>巫女さんも、明るく返事をする。</p><p>夕暮れ時のその光景を見ながら、なんだかいいなぁと思った。</p><p>この神社は、きっといろんな人の心の拠り所とか、憩いの場になっているに違いない。</p><p>そして、この素敵な巫女さんがいるから、そう思う人も多いのだろう。</p><p>たぶん神様からも、大事にされているんだろうな……。そんな気がする。</p><p>さっき「しおちゃん」って呼ばれていたなぁと、思い返してついついインプット。</p><p>「はい、どうぞ」</p><p>袋に入った御守りを差し出してくれるやさしい笑顔を見上げて、私は今日で一番元気な声を出してみる。</p><p>「あのっ、私の名前……紬（つむぎ）って言います。今日、はじめて来たんですけど……また来ます！」</p><p>勢いのままにそう言ってから、さすがに顔が赤くなるのを感じた。</p><p>普通そんなこと、わざわざ宣言しないよね……！</p><p>一瞬、面食らった顔をした巫女の紫緒さんだったけど、すぐに笑って頷いてくれる。</p><p class="">「はい、ぜひ。きっと神様も、お待ちしてますよ」</p><p class="">その瞬間、心の中にやわらかな風が吹いた気がした。</p><p>不思議だ。「いいことがありますように」というお願いが、もう叶ったような気がするもの。</p><p>なんだか、爽やかな気持ちに塗り替えられた心を感じる。そんな私は、単純なんだろうか。</p><p>でも……運命はもしかすると、ちょっとしたことからでも、変えていけるのかもしれない。</p><p class="">手元に来てくれた御守りが、かすかに温かいように思えて。</p><p class="">私はドキドキしながら、それをギュッと胸に抱いてみた。</p><p class=""><br></p><p><b>To Be Continue...</b></p><p><br></p><p class=""><br></p><h2 class="">➤紫緒さんのおさらい</h2>
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			<p class="">このコーナーでは、物語の中で登場した神社にまつわる知識を、私と一緒におさらいしていきましょう！</p><p class=""><br></p><h3>★Point 1【手水の作法】</h3><ol><li><b>右手で柄杓を取り、水を手水鉢から1杯すくう。</b></li><li><b>右手で持った柄杓から、左手に少し水をかける。</b></li><li><b>左手に柄杓を持ち替え、右手に少し水をかける。</b></li><li><b>また右手に柄杓を持って、左手を器に水を注ぐ。</b></li><li><b>左手から水を口に含んで吐き出し、口を清める。</b></li><li><b>右手の柄杓から、使った左手に少し水をかける。</b></li><li><b>最後に残った水を柄杓の柄の方に流し、清める。</b></li></ol><p>こうやって書くと、少しややこしく感じてしまうかもしれませんね。</p><p>でも、要は「左手→右手→口→左手→柄杓」の順で、清めていけば良いということなんです。</p><p><br></p><p class="">それらを1杯の水で完結させることと、手順に沿った流れで行うことで、美しい所作で禊ぎ（みそぎ＝心身の穢れを清めること）を行うことができます。</p><p class="">繰り返してゆくほど、スムーズにできるようになりますから、ぜひたくさん神社に足を運んで、「お詣り美人」を目指してみてくださいね。</p><p class=""><br></p><h3 class="">★Point 2【御守りの選び方】</h3><p class="">神社で御守りを選ぼうと思うと、たくさんの種類があって迷ってしまうこと、ありますよね！</p><p>そんなときは、こんな選び方をしてみてはいかがでしょうか？</p><p><br></p><h4>①お願い事から、御守りに込められた御神徳で選ぶ</h4><p>「縁結び」「商売繁盛」「病気平癒」「安産祈願」「厄除」など。</p><p>御守りには、特定のお願い事に特化したものも多いです。</p><p><br></p><p>「特に今、このことに関して、神様の御力をお借りしたい！」という想いがある場合は、こういったものを選んでいただくと心強いですよね。</p><p>このような「御神徳」に特化した御守りは、大切な方に相応しいものを贈ることで相手の幸福を祈り、応援することもできます。</p><p class=""><br></p><h4>②自分の直感を大切に、特に気に入ったものを選ぶ</h4><p>どんなに素晴らしい御守りを持っていたとしても、最終的にはそれをご本人が大事に持っていることが重要です。</p><p>いつだって、肌身離さず持つためのものが「御守り」ですから、きちんと愛着を感じ、眺めているだけでも幸せな気持ちになれるようなものを選びたいものです。</p><p><br></p><p>御守りとの出会いも、神様からいただく「ご縁」のひとつ。</p><p>あなたの直感でピンとくるものがあれば、ぜひ、その気持ちを尊重してみてくださいね！</p><p>それでは皆様も、素敵な神様とのひとときを……。</p><p><br></p><p>※この物語はフィクションです。</p><p class="">実在の神社様や人物とは一切関係ありません。</p>
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			<img src="https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/1780281/573b107cdb0c2dc422010a3fa1e5a5e7_ca9d16339e7bdc7fa3fe48ce87d7451a.jpg?width=960" width="100%">
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]]></content><rights>巫女ライター手帖©</rights></entry><entry><title><![CDATA[【とある神社ものがたり】連載に先駆けて]]></title><link rel="alternate" href="https://miko-writer.themedia.jp/posts/36523242/"></link><link rel="enclosure" type="image/png" href="https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/1780281/a9a357f0f130bab1c01a2b2cdd35741c_f823143f196409b88a75b170c1bcb497.png"></link><id>https://miko-writer.themedia.jp/posts/36523242</id><summary><![CDATA[➤ごあいさつこんにちは、巫女ライターの紺野うみと申します。書くことが特別好きなので、日常はライターとしてお仕事をしております。さて、今から数年前「神社」の魅力に気がついた私……。心の赴くまま、多くの神社に足を運ぶようになるにつれて、走り出した愛が止まらなくなってしまいました！笑そして気がついてみれば、ライター業の合間を縫って、とある神社の巫女としてもご奉仕をさせていただくように……。その二つの「好きなこと」を両立していくうちに、せっかくなら「巫女」と「ライター」の両側面から、神様とこの世の中へ「書くこと」でもご奉仕ができればいいな、という願望が芽生えていたわけです。以来、「巫女ライター」という肩書きでも、さまざまな場所で執筆活動を続けております。（※記事のご紹介は、当サイトの「WORKS」からどうぞ）日本の国に古くから伝わるひとつの「宗教」であり、私たちの「文化」の中にも深く根付いているのが、神社という場所が受け継いでいる【神道】です。しかし、その中身については、案外よく知らずに過ごしている方が多いのではないでしょうか？かく言う私も、その一人だったのです。しかし、神社や神様について多くのことを知れば知るほど、その意味や大切さが、心に沁み入るように理解できるような気がしてなりませんでした。「神道が伝えている心を、日本人の中から失くしてはいけない」……そんな想いに衝き動かされるように、私は私なりの形で、その素晴らしさを多くの人に発信していこうと決意しています。現在も「巫女ライター」として、さまざまな執筆の機会をいただいておりますが、ここでは「物語」という形で、その想いを表現していけたらと思っております。➤小説『とある神社ものがたり』とは？世の中には、神道について丁寧に、専門的に解説をしてくれている文献がたくさんあります。この世界は非常に奥が深く、私もたくさんの書籍を読み漁っては、勉強を続ける日々。しかし、これまであまりその世界に興味がなかったという方にこそ、私は「神道」の素敵なところを知っていただく機会を作っていきたいと思っています。この世界について知れば、あなたの人生はもっと輝くはずだから。そのためのきっかけは、さまざまな方法で種蒔きをしていく方が良いものです。そうすれば、ひょっとすると私の想像しないようなところでも、芽を出してくれるかもしれません。どなたでも気軽に楽しく読み進めながら、小さな知識の積み重ねができればいいなと思ったことが、「読んで学べる神社の話」というテーマで小説を書こうと思ったきっかけでした。少しずつでも「神道」の心に触れ、その神髄を理解していただけるように……。そんな願いを込めて綴っていく物語が、この『とある神社ものがたり』です。イラストにもあるように、登場人物の主役は2人の女の子。ひとりは巫女の紫緒さん、もうひとりは女子高生の紬ちゃんです。悩み多き女子高生の紬ちゃんが、とある神社にいる巫女の紫緒さんとの交流を通じて「神社」にまつわるさまざまなことを学び、次第に神様の存在を深く感じるようになっていく……。そんなストーリーです。➤目に見えない世界に想いを馳せる「目に見えないものに感謝する」「神様に祈りを捧げる」……これらのことに対して、「一体そんなことに何の意味があるの？」と考えてしまう方もいるかもしれません。しかし「目に見えない世界」の中にこそ、私たちの内にある「目に見えない心」を支えてくれる、強くやさしい「生きるための力」が隠れているもの。たとえば、どんなにささやかに思えるような幸せであっても、私たちはそれを失えば必ず深い哀しみを感じます。そのことを失ってから気付かされる前に、「当たり前のように思える日常」のありがたさを、ふとした瞬間に自分で気がつくことができれば。私たちは何気ない毎日にも、自分の力で彩りや楽しみを生み出していくことができるのではないでしょうか。自分を取り巻く、多くの恵みを「感謝する心」。形はなくとも、人がなにかを「信じる心」。それを育ててくれるのが、「神社」という空間であり「神道」の姿なのだと、私は感じています。私自身も、神社に足を運び、時にひとりの巫女として神社で過ごすうちに、少しずつさまざまことを学んできました。この小説の主人公・紬ちゃんも、そんな風に神社という場所を通して、目には見えないものを感じ、感謝や祈りを捧げる心を育んでいきます。いにしえから今日まで、日本の文化、そして日本人の心に根付く、「神道」の世界。八百万の神々がおわします日本の、とある神社を舞台にした物語です。多少の時系列はありますが、ゆるめのオムニバス形式ですので、気軽にお読みいただければと思います。➤公開日・更新頻度についてこの小説は、日々の執筆の合間に気まぐれに更新の予定でおります。コツコツと継続していけたらと思いますので、楽しんでいただけましたら幸せです。気に入っていただけたり、感想やご質問などがあれば、コメント欄やTwitterなどでお気軽に声をかけてくださいね。それでは、紺野うみの物語の世界も、お楽しみに……♪巫女ライター／紺野うみ]]></summary><author><name>紺野うみ</name></author><published>2022-08-02T01:00:43+00:00</published><updated>2022-08-02T01:00:48+00:00</updated><content type="html"><![CDATA[
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			<h2 class="">➤ごあいさつ</h2><p class="">こんにちは、巫女ライターの紺野うみと申します。</p><p>書くことが特別好きなので、日常はライターとしてお仕事をしております。</p><p class=""><br></p><p>さて、今から数年前「神社」の魅力に気がついた私……。</p><p>心の赴くまま、多くの神社に足を運ぶようになるにつれて、走り出した愛が止まらなくなってしまいました！笑</p><p><br></p><p>そして気がついてみれば、ライター業の合間を縫って、とある神社の巫女としてもご奉仕をさせていただくように……。</p><p><br></p><p>その二つの「好きなこと」を両立していくうちに、せっかくなら「巫女」と「ライター」の両側面から、神様とこの世の中へ「書くこと」でもご奉仕ができればいいな、という願望が芽生えていたわけです。</p><p><br></p><p>以来、「巫女ライター」という肩書きでも、さまざまな場所で執筆活動を続けております。（※記事のご紹介は、当サイトの「WORKS」からどうぞ）</p><p><br></p><p>日本の国に古くから伝わるひとつの「宗教」であり、私たちの「文化」の中にも深く根付いているのが、神社という場所が受け継いでいる【神道】です。</p><p class=""><br></p><p>しかし、その中身については、案外よく知らずに過ごしている方が多いのではないでしょうか？</p><p>かく言う私も、その一人だったのです。</p><p><br></p><p>しかし、神社や神様について多くのことを知れば知るほど、その意味や大切さが、心に沁み入るように理解できるような気がしてなりませんでした。</p><p><br></p><p><b>「神道が伝えている心を、日本人の中から失くしてはいけない」</b></p><p>……そんな想いに衝き動かされるように、私は私なりの形で、その素晴らしさを多くの人に発信していこうと決意しています。</p><p><br></p><p>現在も「巫女ライター」として、さまざまな執筆の機会をいただいておりますが、ここでは「物語」という形で、その想いを表現していけたらと思っております。</p><p><br></p><p><br></p><h2>➤小説『とある神社ものがたり』とは？</h2><p>世の中には、神道について丁寧に、専門的に解説をしてくれている文献がたくさんあります。</p><p><br></p><p>この世界は非常に奥が深く、私もたくさんの書籍を読み漁っては、勉強を続ける日々。</p><p>しかし、これまであまりその世界に興味がなかったという方にこそ、私は「神道」の素敵なところを知っていただく機会を作っていきたいと思っています。</p><p><br></p><p>この世界について知れば、あなたの人生はもっと輝くはずだから。</p><p>そのためのきっかけは、さまざまな方法で種蒔きをしていく方が良いものです。</p><p>そうすれば、ひょっとすると私の想像しないようなところでも、芽を出してくれるかもしれません。</p><p><br></p><p>どなたでも気軽に楽しく読み進めながら、小さな知識の積み重ねができればいいなと思ったことが、「読んで学べる神社の話」というテーマで小説を書こうと思ったきっかけでした。</p><p><br></p><p>少しずつでも「神道」の心に触れ、その神髄を理解していただけるように……。</p><p>そんな願いを込めて綴っていく物語が、この『とある神社ものがたり』です。</p><p><br></p><p>イラストにもあるように、登場人物の主役は2人の女の子。</p><p>ひとりは巫女の紫緒さん、もうひとりは女子高生の紬ちゃんです。</p><p><br></p><p>悩み多き女子高生の紬ちゃんが、とある神社にいる巫女の紫緒さんとの交流を通じて「神社」にまつわるさまざまなことを学び、次第に神様の存在を深く感じるようになっていく……。</p><p>そんなストーリーです。</p><p><br></p><p><br></p><h2>➤目に見えない世界に想いを馳せる</h2><p><b>「目に見えないものに感謝する」</b></p><p><b>「神様に祈りを捧げる」</b></p><p>……これらのことに対して、「一体そんなことに何の意味があるの？」と考えてしまう方もいるかもしれません。</p><p><br></p><p>しかし「目に見えない世界」の中にこそ、私たちの内にある「目に見えない心」を支えてくれる、強くやさしい「生きるための力」が隠れているもの。</p><p><br></p><p>たとえば、どんなにささやかに思えるような幸せであっても、私たちはそれを失えば必ず深い哀しみを感じます。</p><p><br></p><p>そのことを失ってから気付かされる前に、「当たり前のように思える日常」のありがたさを、ふとした瞬間に自分で気がつくことができれば。</p><p>私たちは何気ない毎日にも、自分の力で彩りや楽しみを生み出していくことができるのではないでしょうか。</p><p><br></p><p><b>自分を取り巻く、多くの恵みを「感謝する心」。</b></p><p><b>形はなくとも、人がなにかを「信じる心」。</b></p><p>それを育ててくれるのが、「神社」という空間であり「神道」の姿なのだと、私は感じています。</p><p><br></p><p>私自身も、神社に足を運び、時にひとりの巫女として神社で過ごすうちに、少しずつさまざまことを学んできました。</p><p class=""><br></p><p>この小説の主人公・紬ちゃんも、そんな風に神社という場所を通して、目には見えないものを感じ、感謝や祈りを捧げる心を育んでいきます。</p><p><br></p><p>いにしえから今日まで、日本の文化、そして日本人の心に根付く、「神道」の世界。</p><p>八百万の神々がおわします日本の、とある神社を舞台にした物語です。</p><p><br></p><p>多少の時系列はありますが、ゆるめのオムニバス形式ですので、気軽にお読みいただければと思います。</p><p><br></p><p><br></p><h2>➤公開日・更新頻度について</h2><p>この小説は、日々の執筆の合間に気まぐれに更新の予定でおります。</p><p>コツコツと継続していけたらと思いますので、楽しんでいただけましたら幸せです。</p><p><br></p><p class="">気に入っていただけたり、感想やご質問などがあれば、コメント欄やTwitterなどでお気軽に声をかけてくださいね。</p><p class="">それでは、紺野うみの物語の世界も、お楽しみに……♪</p><p class=""><br></p><p class=""><br></p><p>巫女ライター／紺野うみ</p>
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	]]></content><rights>巫女ライター手帖©</rights></entry><entry><title><![CDATA[巫女ライターの気ままな発信]]></title><link rel="alternate" href="https://miko-writer.themedia.jp/posts/36524329/"></link><link rel="enclosure" type="image/jpeg" href="https://cdn.amebaowndme.com/madrid-prd/madrid-web/images/sites/1780281/5e2a8c27ea2f7250ea6ac4ae3c95c370_badc581bdf5002feaaa8a74a3a70c6d7.jpg"></link><id>https://miko-writer.themedia.jp/posts/36524329</id><summary><![CDATA[皆様、こんにちは。巫女ライターの紺野うみです。執筆関係のお仕事の他、プライベートがせわしなくなってしまい、続けられたものとそうでないものが明確になってきたこの頃でございます。日々の慌ただしさは続いておりますが、やっぱりどこかに「自分がいつでも自由に書いて、発信することができる場所」を持っておきたいなと、思い立ってそっと始めたのがこのサイトです。頻繁な更新ができるかは明言ができませんが、たまに書きたい言葉や残しておきたい記事を、ここから放流していけたらと思っています。これまでにnoteのプラットフォームでもいろいろと書き残しては来ましたが、この場所については「巫女」として、神社・神道関係の内容に特化した情報をお届けしてまいります。]]></summary><author><name>紺野うみ</name></author><published>2022-08-01T15:00:55+00:00</published><updated>2022-08-01T17:32:08+00:00</updated><content type="html"><![CDATA[
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			<p class="">皆様、こんにちは。</p><p class="">巫女ライターの紺野うみです。</p><p class=""><br></p><p class="">執筆関係のお仕事の他、プライベートがせわしなくなってしまい、続けられたものとそうでないものが明確になってきたこの頃でございます。</p><p class=""><br></p><p class="">日々の慌ただしさは続いておりますが、やっぱりどこかに「自分がいつでも自由に書いて、発信することができる場所」を持っておきたいなと、思い立ってそっと始めたのがこのサイトです。</p><p><br></p><p>頻繁な更新ができるかは明言ができませんが、たまに書きたい言葉や残しておきたい記事を、ここから放流していけたらと思っています。</p><p><br></p><p class="">これまでにnoteのプラットフォームでもいろいろと書き残しては来ましたが、この場所については「巫女」として、神社・神道関係の内容に特化した情報をお届けしてまいります。</p>
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			<p>発信の内容は――</p><ul><li>巫女の日々の日記（ブログ）</li><li>神道・神社の知識を皆様と共有するための記事</li><li>これまで行った神社参拝の記録（写真など）</li><li>気ままな更新の小説</li></ul><p class="">――などを予定しております。</p><p class=""><br></p><p class="">また、<a href="https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe6nIbUt7C0xYFTjIX11OCp5BG-MlPyM1OXtoq0HDqLb4Itug/viewform" target="_blank" class="u-lnk-clr">こちら</a>にもお問い合わせ窓口を設置しておきますので、お仕事関係のお問い合わせもお気軽にどうぞ。</p><p class=""><br></p><p>現在は、Web記事以外に、いくつかの神社様にて<b class="editor__drop-marker">広報活動のお手伝い</b>も行っております。</p><p class="">また過去には、年末年始に向けて助勤巫女を募集される予定の神社様へ、巫女としての基礎的なマニュアル作成などもお引き受けしたりしました。</p><p class=""><br></p><p>神社からの発信や由緒書などの文書作成について、お困りやお悩みの神社関係の方がいらっしゃいましたら、何かしらお力になれればと存じますので、ご連絡いただければ幸いです。</p><p><br></p><p>このサイトの更新については、このサイト自体をフォローしていただくか、TwitterやFacebookのアカウントでもお知らせしてまいります。</p><p>よろしければ、SNSアカウントもフォローしていただければうれしいです。</p><p><br></p><p class="">書くことを通じて、引き続き神様へのご奉仕ができますよう、心を込めて執筆をしていきたいと思います。<br></p><p>どうぞよろしくお願いいたします！</p><p><br></p><p>巫女ライター／紺野うみ</p><p><br></p>
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	]]></content><rights>巫女ライター手帖©</rights></entry></feed>